Tillandsia kautskyi が開花準備中です。
開花済で小さな子株が2つ出ている状態でお迎えしたのですが、2年間養生してようやく開花を迎えました。
現在は無加温なので花序の成長が遅いですが、もう1週間も経てば開花が始まると思われます。
この株は、タイプ産地よりも約30~40km北の地域で採集された個体で、他産地の株と比べて葉が開くのが特徴です。
他にも同産地の株を数株育てていますが、いずれの株も同じ特徴が出ているので、共通の特徴と考えて間違いないでしょう。
3/22/2014
3/16/2014
Tillandsia roseiflora
この植物は、ブラジル赤花の中でも、最近入手困難になってきた植物の1つです。
以前はもっと軽易に入手できた感がありますが、同時に苦手な植物の1つでもありました。
よって、苦手感を克服できた頃には、同時に入手困難になっていた訳です。
ですので、私も最近までこの植物を持っていませんでした。
写真の植物は Tillandsia brachyphylla の記事を書いた後に入手したものです。
見た感じでは、Tillandsia heubergeri によく似ています。
見た目の区別は難しいのですが、よく比較してみると T.roseiflora の方がトリコームの密度がより高く葉が白めに見える感があります。
T.roseiflora は葉が開く感がありますが、これは比較要因になりません。
なぜならば、T.heubergeri については個体差があり、葉が開くクローンも存在するからです。
よって、両種とも持っていない方が正確に同定するのは難しいかもしれません。
しかし、開花すれば話は別です。
T.heubergeri は花苞の表面がざらざらしたトリコームで覆われているため、開花さえしてくれれば同定容易です。
以前は苦手、とありましたが、ブログ等で「寒さに弱く、芯が腐りやすい」という情報を得ていました。
芯が腐るのは決まって冬季だったのですが、「冬は暖房がよく効く部屋に置き、水はやや少なめ」という管理をしていたのが良くなかったと、今では分析しています。
健康な植物に水を遣って芯が腐ることは、水遣り方法に問題ある場合を除いてほぼあり得ません。
ですので、冬に本種を腐らせた直接的な原因は「光量不足及び過乾燥」であると考えました。
(冬に Tillandsia gardneri を腐らせるパターンも、ほぼ同じ原因だと思われます。)
長きにわたる誤った管理で弱った(=植物としては既に死んでいる状態だが、一見、生きているように見えるだけ)株に水を遣ることによって、芯が一気に腐るという訳です。
その問題を解消するため、まず置き場所を変えました。
室内であることは変わりませんが、無暖房の部屋の窓際に置くようにしました。
無暖房なので時々室温が10度を切ることもありますが、ブラジル赤花たちはその程度の低温であれば全く問題ありません。
そして、無暖房なので、暖房による極度の乾燥を抑えることができます。
乾燥するとハダニが発生することもありますが、無暖房の部屋はそれほど乾燥しないのでハダニ発生の心配はほぼありません。
また、窓際なので、ほどよい量の太陽光が直接入ってきます。
室内照明の光は、ブラジル赤花の生育に関して言うと明らかに光量不足です。
経験上、Tillandsia sprengeliana のような丈夫な種だと光量不足にも耐えてくれるかもしれませんが、T.roseiflora や T.gardneri の場合は耐えられない可能性が高くなります。
あと、水遣りは、普通のチランジアと比べてやや多めです。
「腐りやすい」と聞いて水遣りを控えるのは初心者であり、本来は別の原因を探す必要があります。
その原因さえ探し出せれば、本来水好きの本種への水遣りを控え、無駄に衰弱させてしまうような失敗はなくなるはずです。
ちなみに、通風は、暑くない限りそれほど気にすることはないと思います。
以前はもっと軽易に入手できた感がありますが、同時に苦手な植物の1つでもありました。
よって、苦手感を克服できた頃には、同時に入手困難になっていた訳です。
ですので、私も最近までこの植物を持っていませんでした。
写真の植物は Tillandsia brachyphylla の記事を書いた後に入手したものです。
見た感じでは、Tillandsia heubergeri によく似ています。
見た目の区別は難しいのですが、よく比較してみると T.roseiflora の方がトリコームの密度がより高く葉が白めに見える感があります。
T.roseiflora は葉が開く感がありますが、これは比較要因になりません。
なぜならば、T.heubergeri については個体差があり、葉が開くクローンも存在するからです。
よって、両種とも持っていない方が正確に同定するのは難しいかもしれません。
しかし、開花すれば話は別です。
T.heubergeri は花苞の表面がざらざらしたトリコームで覆われているため、開花さえしてくれれば同定容易です。
以前は苦手、とありましたが、ブログ等で「寒さに弱く、芯が腐りやすい」という情報を得ていました。
芯が腐るのは決まって冬季だったのですが、「冬は暖房がよく効く部屋に置き、水はやや少なめ」という管理をしていたのが良くなかったと、今では分析しています。
健康な植物に水を遣って芯が腐ることは、水遣り方法に問題ある場合を除いてほぼあり得ません。
ですので、冬に本種を腐らせた直接的な原因は「光量不足及び過乾燥」であると考えました。
(冬に Tillandsia gardneri を腐らせるパターンも、ほぼ同じ原因だと思われます。)
長きにわたる誤った管理で弱った(=植物としては既に死んでいる状態だが、一見、生きているように見えるだけ)株に水を遣ることによって、芯が一気に腐るという訳です。
その問題を解消するため、まず置き場所を変えました。
室内であることは変わりませんが、無暖房の部屋の窓際に置くようにしました。
無暖房なので時々室温が10度を切ることもありますが、ブラジル赤花たちはその程度の低温であれば全く問題ありません。
そして、無暖房なので、暖房による極度の乾燥を抑えることができます。
乾燥するとハダニが発生することもありますが、無暖房の部屋はそれほど乾燥しないのでハダニ発生の心配はほぼありません。
また、窓際なので、ほどよい量の太陽光が直接入ってきます。
室内照明の光は、ブラジル赤花の生育に関して言うと明らかに光量不足です。
経験上、Tillandsia sprengeliana のような丈夫な種だと光量不足にも耐えてくれるかもしれませんが、T.roseiflora や T.gardneri の場合は耐えられない可能性が高くなります。
あと、水遣りは、普通のチランジアと比べてやや多めです。
「腐りやすい」と聞いて水遣りを控えるのは初心者であり、本来は別の原因を探す必要があります。
その原因さえ探し出せれば、本来水好きの本種への水遣りを控え、無駄に衰弱させてしまうような失敗はなくなるはずです。
ちなみに、通風は、暑くない限りそれほど気にすることはないと思います。
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