2/21/2014

Tillandsia brachyphylla

本ブログの投稿1発目は、長年混乱を招いていたこの植物を取り上げたいと思います。

この植物は、長年、Tillandsia roseiflora と思われる植物と混同されてきました。
おそらく今でも、混同している方はたくさんいると思われます。

しかし、実物を見てみると、T.roseiflora とは全く違う植物であることが分かります。
(写真は入手当時(H21.9.18)の写真)
















最も大きな相違点は、葉の質感です。
T.roseiflora の葉は薄っぺらですが、T.brachyphylla の葉は多肉質であまり曲げると折れます。
言葉で説明しても分かりづらいと思いますが、実物を見ればはっきりと分かるでしょう。
開花時の特徴もかなりはっきりとした相違があるはずですが、実物の開花を見たことがないので説明は控えさせて頂きます。

また、1974年の国際ブロメリア協会の会報(No.2)の表紙に、Tillandsia sucrei の写真が載っておりますが、これは明らかに T.brachyphylla であると思われます。
(古い会報は協会のHPで公開されており、誰でも閲覧可能です。)
T.sucrei については、国内の愛好家の間でも認知度が高いと思いますので、今更説明する必要はないでしょう。




















これは、現在(H26.2.21時点)の写真です。
葉数が増えて、ボリュームアップしているのが分かると思います。
しかし、いつ開花するのかは全く分かりません。
性質は、Tillandsia sprengeliana とほぼ同様で、酷暑、酷寒、過乾燥に気をつければ栽培容易です。

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