5/25/2015

Tillandsia violaceiflora

2012年に新種として記載されたばかりの、Tillandsia violaceiflora が開花しました。
勿論、記載者の L.Hromadnik 氏による採集株からの子孫であり、完模式標本と同じ採集番号である「HR7176」の株となります。
















花序はピンクですが、花弁は紫色です。
本種は T.argentina の近縁種と言われていますが、みた感じだけではそのように見えませんね。
















ただ、細長い花弁がまっすぐ伸び、その先端が反るような咲き方をする点は、T.argentina と似ているように感じました。
あと、花弁が反りかえる頃になると、当初紫色であった花弁がピンク色に変色しているような感じでした。

5/06/2015

Tillandsia kautskyi

ブラジル赤花の定番、Tillandsia kautskyi です。
我が家には、滝沢氏による実生ベストクローン、藤川氏のところから来たR.kautsky 氏由来の株、L.Hromadnik 氏による採集株及びその他の株があります。

滝沢氏による実生ベストクローンは、2007年に我が家にやってきた株です。それ以来8年も栽培していますが、未だに開花したことがありません。
でも、調子悪い訳ではなく、毎年旺盛に発根していますし葉数も確実に増えています。

R.kautsky 氏由来の株は、開花済間もない状態で入手し、今2株の子株が大きくなってきたところです。
来年までには開花サイズまで成長することでしょう。

L.Hromadnik 氏による採集株は、数株保有しています。
いずれの株も、株の中心部分がすぼまず、ややロゼット状になるのが特徴です。
2012年に導入した株は、2回の開花を経て、今は7株のクランプに成長しています。
(2014年3月に開花前の状態で紹介した株)
今回の株は、2013年に導入して以来、未開花であった株が開花したものとなります。
















このタイプの株の特徴なのか、栽培環境の問題なのかはわかりませんが、開花前にはピンクの花苞であるものの、いざピンクの花弁を出すと花苞が真っ白になってしまいます。
花弁に色素を奪われるのかどうかは、原因不明です。

あと他にも、開花準備中の株が多数あります。ひとまず確認できているのは、
Tillandsia tenebra
Tillandsia streptocarpa
Tillandsia xiphioides
Tillandsia violaceiflora
Tillandsia muhriae
の5種です。

Tillandsia violaceiflora は2012年に記載された新種で、T.argentina 辺りの近縁種です。
Tillandsia muhriae については、Köhres Kakteen からやってきた紫花でも、T.alberi (現在では、T.muhriae のシノニムとされている。)でもない、白花のTillandsia muhriae です。
これらの2種については、特に、開花を心待ちにしています。